20年
ホープフルS覇者の
ダノンザキッド(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が、
大阪杯(4歳上・GI・阪神芝2000m)で2年3カ月ぶりの勝利を目指す。
昨秋は
マイルCS、
香港カップとGIで2戦連続2着。しかしながら、今年の始動戦・
中山記念は悔しい結果となった。2番人気に支持されたものの、好位からズルズルと後退して1秒1差の11着。何より痛かったのは、発走前にゲートをくぐって枠内駐立不良と判断され、2月27日から3月28日まで出走停止の上、停止期間の満了後にゲート再審査となったこと。これにより選出されていた
ドバイターフへの出走が断念せざるを得なくなったのだ。
このアク
シデントが結果的に吉とならないか。内回りと外回りの違いこそあるが、阪神は2歳夏のデビュー戦を圧勝した思い出の舞台。
マイルCSでも21年3着、22年2着と、素晴らしい成績を残している。振り返れば父
ジャスタウェイがドバイデューティフリーを圧勝したのも5歳春だった。汚名返上へ、舞台は整っている。