◆第67回
大阪杯・G1(4月2日、阪神競馬場・芝2000メートル)
データからは、昨年の覇者
ポタジェが急浮上する。管理する友道調教師は過去5年の阪神芝コースで調教師別トップの69勝。阪神・芝2000メートルに絞ってみても24勝で、2位の13勝を大きく突き放して堂々の1位。勝率こそ中内田調教師の32・5%に次ぐ2位だが、連対率43・9%に加え、複勝率は何と63・4%と驚くべき数字をマークしており、ベストの舞台と言える。
ちなみに、友道師の阪神芝コース過去5年69勝うち、半数以上の35勝は乗り替わりでのもの。今回の
ポタジェも乗り替わりで、バトンを受けるのは坂井だ。実は坂井は乗り替わり巧者。
これまで挙げた319勝のうち181勝が乗り替わりで約57%に上る。今年の
フェブラリーS、1番人気で勝利したのも初騎乗の
レモンポップだった。さらに昨年の
朝日杯FSでも
ドルチェモアとの初コンビでV。大舞台での乗り替わりでも、相棒の力を発揮させることに長け、勝負強さも魅力だ。
加えてこのレースはリピーターの台頭も目立つ。G2時代の16年に2着の
キタサンブラックがG1に昇格した翌年勝利。18年3着の
アルアインが翌年V、21年に勝った
レイパパレは翌年も2着に健闘している。2年連続出走は今年は3頭いるが、そのなかでも
金鯱賞組が過去10年で3勝、2着2回、3着1回と好相性で
ポタジェが該当する。近走はいま一歩足りないが、軽視すると痛い目に遭うかもしれない。
スポーツ報知