23日、阪神競馬場で行われた
神戸新聞杯(3歳牡牝、GII・芝2400m)は、
武豊騎手騎乗の3番人気
ドリームジャーニー(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)が、道中は最後方に近い位置取りから、直線で大外に持ち出すと鋭い末脚を披露し、粘り込みを図った5番人気
アサクサキングスを1/2馬身差交わして優勝した。勝ちタイムは2分24秒7(良)のタイレコード。さらに2馬身差の3着には2番人気
ヴィクトリーが入り、1番人気の
フサイチホウオーは中団追走から直線で伸びず12着に敗れている。なお、上位3頭には10月21日に京都競馬場で行われる
菊花賞(GI)の優先出走権が与えられる。
勝った
ドリームジャーニーは、
父ステイゴールド、母は
JRA3勝の
オリエンタルアート(
その父メジロマックイーン)という血統。06年9月のデビュー戦(新潟・芝1400m)、
芙蓉S(OP)と2連勝。東京スポーツ杯2歳S(GIII)3着から臨んだ朝日杯フューチュリティS(GI)では直線で大外から鋭い追い込みを決めて、同年の
JRA賞最優秀2歳牡馬に輝いた。今年に入ってからは
弥生賞(GII)3着、
皐月賞(GI)8着。前走の
日本ダービー(GI)では4角最後方から上がり3F33.1秒の末脚で5着に入っていた。通算成績8戦4勝(重賞2勝)。
鞍上の
武豊騎手はこの日5勝目で土日合わせて10勝目。
JRA重賞は
ディアチャンスで制した
マーメイドS(GIII)に続く今年の10勝目で、通算246勝目。管理する
池江泰寿調教師は
ピカレスクコートで制した
ダービー卿チャレンジT(GIII)に続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算では3勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。