「
日本ダービー・G1」(28日、東京)
金字塔を打ち立てるか。22年、
ドウデュースで制した
友道康夫調教師(59)=栗東=が、23年は
サトノグランツと
シャザーンの2頭出しで連覇に挑む。
「
ドウデュースの前に
マカヒキ(16年)、
ワグネリアン(18年)で勝たせていただき、連覇も意識しましたが、翌年は出走もできなかったんです。だから今回はようやく連覇できるチャンスが巡ってきたので、何とか生かしたいですね」
当然、送り込む2頭はいずれも色気十分だ。末脚堅実な
サトノグランツには「エンジンの掛かりは遅いけど、長くいい脚を使うので、川田騎手と合っていますね」と名手との相性に太鼓判。「父の
サトノダイヤモンドは
マカヒキの時の2着馬。縁も感じますし、この馬も父のように勝負根性がすごいので、接戦になれば力を出してくれる」と期待する。
一方、
皐月賞6着の
シャザーンは出走馬決定順18番目での出走。「出られて本当に良かったです」と胸をなで下ろし、「
皐月賞よりもパワーアップしていますし、良馬場でやれそうなのもいい。運もありますからね」と一発を狙う。
調教師によるダービー連覇となれば史上初。「また今年も有力馬で参加できることは、調教師にとってありがたいこと」と指揮官。西のトップステーブルが、23年も競馬の祭典で存在感を示す。
提供:デイリースポーツ