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【安田記念展望】一昨年3着、昨年2着のシュネルマイスターが今年こそ安田記念のタイトルを取りに行く

スポーツ報知
  • 2023年05月28日(日) 21時59分
 第73回安田記念・G1が6月4日、東京の芝1600メートルで行われる。

 一昨年3着、昨年2着のシュネルマイスター(牡5歳、美浦・手塚貴久厩舎)が悲願のVへ調子を上げている。前走の新装・京都での読売マイラーズCは前め、インが有利な馬場コンディションの中、4コーナー11番手から大外をメンバー最速の上がり32秒9で差し切った。ルメール騎手も「またG1でも勝つことができると思います」と完全復活に手応え。今年こそ安田記念のタイトルを取りに行く。

 大阪杯を勝ったジャックドール(牡5歳、栗東・藤岡健一厩舎)は鞍上・武豊騎手でマイルG1ゲットに挑む。デビューから一貫して2000メートルを使われ、今回が初の1600メートル戦。藤岡調教師は「父がモーリスだし、いつかマイルにいこうと思っていた。左回りもいいし、1600メートルの通過タイムを考えても、十分勝負になると思っている」と説明。期待感満載の参戦だ。

 ヴィクトリアMを勝った昨年の覇者ソングライン(牝5歳、美浦・林徹厩舎)の連覇も可能性十分。東京マイルの適性はもちろんだが、前走の雨馬場(良馬場発表)をインから鋭く伸びて、たくましさを見せつけた。年齢を重ね、充実度を増しており、凡走するイメージが浮かばない。

 ヴィクトリアM2着から挑むソダシ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎)は栗東トレセンでの1週前追い切りで新コンビを組む川田騎手を背にウッドチップで併せ馬。ドルチェモア(3歳オープン)と鋭い脚勢で同入。コンディションは保っており、引き続きチャンス。

 マイルCSを豪脚で差し切ったセリフォス(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)は得意の東京、レーン騎手とのコンビでチャンスをうかがう。

 ヴィクトリアマイルを左前脚フレグモーネのため回避したメイケイエール(牝5歳、栗東・武英智厩舎)も順調にリカバーできており、G1でどんな走りを見せるか。NHKマイルCを制し、勇躍3歳での挑戦シャンパンカラー(牡3歳、美浦・田中剛厩舎)、初のマイル戦のマイラーズCで2着と見どころがあったガイアフォース(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)、ダービーCT勝ち馬のインダストリア(牡4歳、美浦・宮田敬介厩舎)、ダービーCT2着ジャスティンカフェ(牡5歳、栗東・安田翔伍厩舎)、関屋記念東京新聞杯優勝と左回りマイルがベストのウインカーネリアン(牡6歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)、昨年1番人気8着のイルーシヴパンサー(牡5歳、美浦・久保田貴士厩舎)、京王杯SC1着レッドモンレーヴ(牡4歳、美浦・蛯名正義厩舎)、17着の昨年に続き2年続けての挑戦カフェファラオ(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)もエントリー。(大上 賢一郎)

スポーツ報知

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