今週の日曜日は、東京競馬場で春のマイル王決定戦・
安田記念(GI)が行われます。
昨年に続き今年もフルゲートの18頭が出走を予定しており、その内の10頭がGI勝ち馬。連続GI開催のラストを飾るに相応しい、豪華メンバーが集結しました。
これだけのメンバーが揃いましたので、人気も拮抗しています。上位人気が予想される馬には、芝1600mのGIで3勝を挙げている
ソダシや前走の
大阪杯(GI)で待望の
ビッグタイトルを獲得した
ジャックドール、21年の
NHKマイルC(GI)を制した
シュネルマイスター、昨年の
マイルCS(GI)の勝ち馬である
セリフォス、昨年の覇者で今年の
ヴィクトリアマイル(GI)を優勝した
ソングラインなどがいます。
その他にも
シャンパンカラーや
ドルチェモアといったGI勝ちの実績がある3歳馬や昨年の
NHKマイルCを勝利している
ダノンスコーピオン、マイル路線に転向してから素質を開花させた
ソウルラッシュなどが虎視眈々とマイル王の座を狙っています。
軸馬を決める段階で頭を悩ませそうな一戦ですが、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆春秋マイルGI制覇の偉業へ待ったなし!
今週の
安田記念でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想される
セリフォスでした。
週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。
セリフォスは、栗東の中内田厩舎所属の4歳牡馬。21年6月の新馬戦でデビューすると、1番人気に応えて優勝。その後も
新潟2歳S(GIII)、
デイリー杯2歳S(GII)を連勝し、3戦3勝で
朝日杯FS(GI)へと駒を進めました。
朝日杯FSでは2着と敗れましたが、勝利したのは後のダービー馬・
ドウデュース。この時点で、GI級の能力を見せていたと言えるでしょう。
翌年は
NHKマイルCから始動しましたが、4着と惜敗。続く
安田記念でも4着と勝利する事は出来ませんでしたが、3歳春の時点で古馬を相手に善戦したあたりに能力の高さを感じさせます。
安田記念後は休養に入り、秋初戦の
富士S(GII)で重賞3勝目を挙げると
マイルCSへ出走。道中は後方からの競馬でしたが、直線に入ると目の覚めるような末脚を見せて悲願のGI制覇を成し遂げました。
前走の
ドバイターフ(G1)は世界の強豪相手だったことに加え、初の1800mなど厳しい条件が重なり5着。今回は走り慣れたマイル戦に戻りますし、本格化した今ならば昨年(4着)以上の結果も十分に見込めるはずです。
海外遠征帰りで状態面が気になるところではありますが、最終追い切りでは併せ馬であっさりと先着。迫力満点の動きで仕上がりに不安はなさそうですし、条件も申し分ないことから春秋マイルGI制覇の偉業に期待したいところです。
(netkeiba編集部)