シンガポールの競馬統括機関
シンガポールターフクラブは5日、来年10月5日のレースを最後に開催を終了すると発表した。クランジ競馬場がある約120
ヘクタールの土地が再開発のため27年に政府に返還されることが決まり、同年3月までに施設を閉鎖。180年の歴史を誇る
シンガポール競馬は幕を閉じる。
日本と
シンガポールは縁が深く、
シンガポール航空国際カップは06年に
コスモバルク、07年に
シャドウゲイトが勝利を収めた。元ホッカイドウ競馬のリーディングトレーナー、高岡秀行師が移籍し、03年に開業。
シンガポールダービーを2勝するなど活躍した。
同クラブ会長のニアム・チェン・メン氏は「政府の決定を残念に思う。ただ、クランジの敷地が
シンガポールの人々のニーズを満たす資源だと理解している。私たちは最後の開催日まで通常通り業務を遂行できるよう、最善を尽くす」とコメントした。
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