都大路Sを制した
エアファンディタ(牡6、栗東・
池添学厩舎)が、
エプソムカップ(3歳上・GIII・芝1800m)で重賞初制覇に挑む。
エアファンディタは
父ハットトリック、
母Nokaze、母
父エンパイアメーカーという血統の米国産馬。外国産馬としては珍しく、きょうだい5頭は全て
JRAでデビューし、全馬勝ち上がっている。半兄の
エアアルマス(
父マジェスティックウォリアー)は20年
東海Sなど8勝。
エアファンディタもリステッド2勝を含む6勝を挙げている。ただ重賞は3回走って、22年
チャレンジCの5着が最高着順。
ここは“偉業”がかかる一戦だ。
エアファンディタが勝てば、
エアアルマスに続いてのきょうだい
JRA重賞制覇。これは外国産馬では珍しく、84年の
グレード制導入以降に限れば7組しか達成していない。
ヒシアマゾンや
アグネスデジタルといった名馬と“肩を並べる”ことができるか、注目の一戦となる。
【外国産馬のきょうだい
JRA重賞制覇】(84年の
グレード制導入以降)
・兄
タイキエルドラド(97年
アルゼンチン共和国杯)、弟
タイキトレジャー(00年
函館スプリントS)
・兄
タイキフォーチュン(96年
NHKマイルCなど)、妹
タイキダイヤ(99年
クリスタルC)、弟
タイキリオン(02年ニュージーランドT)
・兄
ヒシアケボノ(95年
スプリンターズSなど)、弟
アグネスワールド(99年
CBC賞など)
・姉
ヒシアマゾン(94年
エリザベス女王杯など)、妹
ヒシナイル(96年
フェアリーS)、妹
ヒシピナクル(99年
ローズS)
・姉
シンコウラヴリイ(93年
マイルCSなど)、弟
タイキマーシャル(97年
エプソムC)
・兄
アグネスデジタル(01年
天皇賞(秋)など)、弟
ジャリスコライト(06年
京成杯)
・姉
ラビットラン(17年
ローズS)、弟
アサクサゲンキ(17年
小倉2歳Sなど)