「
東京ダービー・S1」(7日、大井)
史上3頭目の無敗ダービー馬が誕生-。単勝1・5倍の1番人気に推された
ミックファイア(牡3歳、大井・渡辺和)が、後続に6馬身差をつけて優勝。デビューから無傷5連勝を飾り、
羽田盃に続き南関東3歳クラシック2冠目も制覇した。鞍上の
御神本訓史は悲願の
東京ダービー初V。2着は2番人気の
ヒーローコール、3着は4番人気の
ナンセイホワイト。1、2着馬は「
ジャパンダートダービー・Jpn1」(7月12日・大井)の優先出走権を獲得した。
南関東同士で行われる最後の
東京ダービーを制したのは
ミックファイア。1頭だけ次元の違う走りで史上3頭目の無敗のダービー馬に輝いた。
手綱を取った御神本は「勝つことができて、非常にうれしく思います。
ミックファイアをダービー馬にすることができたし、自身もダービージョッキーになることができた」と喜びもひとしおの様子だった。
スタートを決めて2番手を追走。道中は抜群の手応えで進む。最終4角手前で先頭に立つと、あとは独壇場。直線では後続を突き放して圧勝した。管理する
渡辺和雄師は「スムーズな競馬ができれば、結果を出してくれると思っていた。今回も独走になって本当にすごい馬だと思った」と目を細めた。
羽田盃に続いて2冠制覇。「これだけ強い競馬をしてくれているので、ぜひ3冠目(
ジャパンダートダービー)に。何とか無事に、その舞台にたどり着かせてあげるのが次の目標」と気持ちを引き締めていた。
提供:デイリースポーツ