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短期免許最終週のレーン騎手、エプソムC・レインフロムヘヴン&4億5000万円の新馬でV締め狙う

スポーツ報知
  • 2023年06月09日(金) 06時15分
 短期免許で来日し、日本ダービー・G1を勝つなど大活躍のダミアン・レーン騎手(29)=オーストラリア=は最終週の11日、東京でレインフロムヘヴンに騎乗する第40回エプソムC・G3&新馬戦の良血ダノンエアズロックで“有終”締めを狙う。

 圧倒的な存在感を示した2か月だった。4月15日から短期免許を取得して騎乗してきたレーンは先週までで30勝を挙げ、日本ダービーではテン乗りでタスティエーラを勝利に導いた。「いろいろな方にサポートしてもらって、良い結果を残すことができた。最後まで一生懸命に騎乗したい」と意気込んだ。

 今週は土、日曜ともに東京でプレーするなか、レインフロムヘヴンで臨むエプソムC・G3以上に注目を集めているのが日曜5Rの新馬戦で手綱を執るダノンエアズロック(牡2歳、美浦・堀厩舎)だ。半姉に重賞3勝のプリモシーンがいる、昨年のセレクト1歳セールで4億5000万円の値がついた良血には美浦・Wコースでの2週前追い切りで感触を確かめた。「今週の調教には乗っていないが、近くで見ていて、さらにステップアップしていると感じている」。先週からスタートした新馬戦では東京で組まれた3鞍を全勝。勢いそのままに、今週も若駒のデビューVをアシストする。

 「ダービーを勝つことはできたけど、依頼を受けたすべての馬で、どのレースでも勝ちたいという気持ちに変わりはない」。きっぱり言い切ったオーストラリアの名手から最後まで目が離せない。(西山 智昭)

 ◆今春のレーンの成績 G1は【1・2・1・3】。日本ダービー(タスティエーラ)を勝ち、ヴィクトリアマイル(ソダシ)と安田記念(セリフォス)が2着、天皇賞・春(シルヴァーソニック)が3着に入った。重賞全体では【2・2・1・6】だが、東京に限れば近5走で目黒記念・G2(ヒートオンビート)1着など【2・2・0・1】と抜群の成績。新馬戦は先週の東京で3戦全勝。

スポーツ報知

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