短期免許で来日し、
日本ダービー・G1を勝つなど大活躍の
ダミアン・レーン騎手(29)=オーストラリア=は最終週の11日、東京で
レインフロムヘヴンに騎乗する第40回
エプソムC・G3&新馬戦の良血
ダノンエアズロックで“有終”締めを狙う。
圧倒的な存在感を示した2か月だった。4月15日から短期免許を取得して騎乗してきたレーンは先週までで30勝を挙げ、
日本ダービーではテン乗りで
タスティエーラを勝利に導いた。「いろいろな方にサポートしてもらって、良い結果を残すことができた。最後まで一生懸命に騎乗したい」と意気込んだ。
今週は土、日曜ともに東京でプレーするなか、
レインフロムヘヴンで臨む
エプソムC・G3以上に注目を集めているのが日曜5Rの新馬戦で手綱を執る
ダノンエアズロック(牡2歳、美浦・堀厩舎)だ。半姉に重賞3勝の
プリモシーンがいる、昨年のセレクト1歳セールで4億5000万円の値がついた良血には美浦・Wコースでの2週前追い切りで感触を確かめた。「今週の調教には乗っていないが、近くで見ていて、さらに
ステップアップしていると感じている」。先週からスタートした新馬戦では東京で組まれた3鞍を全勝。勢いそのままに、今週も若駒のデビューVを
アシストする。
「ダービーを勝つことはできたけど、依頼を受けたすべての馬で、どのレースでも勝ちたいという気持ちに変わりはない」。きっぱり言い切ったオーストラリアの名手から最後まで目が離せない。(西山 智昭)
◆今春のレーンの成績 G1は【1・2・1・3】。
日本ダービー(
タスティエーラ)を勝ち、
ヴィクトリアマイル(
ソダシ)と
安田記念(
セリフォス)が2着、
天皇賞・春(
シルヴァーソニック)が3着に入った。重賞全体では【2・2・1・6】だが、東京に限れば近5走で
目黒記念・G2(
ヒートオンビート)1着など【2・2・0・1】と抜群の成績。新馬戦は先週の東京で3戦全勝。
スポーツ報知