28日、東京競馬場で行われた
天皇賞・秋(3歳上牡牝、GI・芝2000m)は、
武豊騎手騎乗の1番人気
メイショウサムソン(牡4、栗東・高橋成忠厩舎)が、好スタートから道中は5、6番手を追走。直線で馬群の内から抜け出すとリードを広げ、7番人気
アグネスアークに2.1/2馬身差をつけて快勝。天皇賞春秋連覇を果たした。勝ちタイムは1分58秒4(稍重)。さらにクビ差の3着には6番人気
カンパニーが入った。
勝った
メイショウサムソンは、
父オペラハウス、
母マイヴィヴィアン(
その父ダンシングブレーヴ)という血統。05年7月に小倉でデビューし、3戦目で初勝利。昨年の
スプリングS(GII)で重賞初制覇を果たすと、続く
皐月賞(GI)、
日本ダービー(GI)と3連勝で2冠を達成した。秋以降は3冠制覇のかかった
菊花賞(GI)で4着に敗れるなど勝ち星を挙げられなかったが、今年初戦の
大阪杯(GII)を制すと、続く
天皇賞・春(GI)も制してGI・3勝目を挙げた。
宝塚記念(GI)2着後、
凱旋門賞(仏G1)出走に向けて調整されていたが、馬インフルエンザの影響で遠征を断念。今回が
武豊騎手との新コンビによる約4か月ぶりの出走だった。通算成績19戦9勝(重賞6勝)。