来春のクラシック戦線に向け、現2歳馬世代を独断で格付け。ランキング形式でお届けします。
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牝馬はアスター賞を制した
キャットファイトが5位にランクイン。新馬戦では1位
ボンドガールの6着に敗れたが、次戦の未勝利戦を快勝し、アスター賞では1分33秒1の2歳コースレコード(中山芝1600メートル)を記録した。
近年のアスター賞勝ち馬は大物を輩出していないが、過去には
メジャーエンブレム(15年)と
ノームコア(17年)の2頭がG1馬となっている。この2頭はともに牝馬。今回は18年以来の牝馬による勝利だけに、共通するものがある。時計が出やすい馬場だったとはいえ、V時計は高い評価を与えられ、今後が楽しみだ。
牡馬は順位の変動はなし。
プリモシーンの半弟で、東京芝1800メートルの新馬戦を好内容の競馬で勝ち上がった
ダノンエアズロックが1位を堅守した。
◆番外編…9日の中山芝2000メートル新馬戦を勝った
フォルラニーニ(牡、美浦・手塚)を取り上げる。V時計2分2秒7が平凡だったため、ランクインとはならなかったが、レースラップ後半2Fは11秒6-11秒1と速い。スローペースだったとはいえ、中山でラスト1F11秒1は特筆ものだ。レース内容も2番手から正攻法の競馬で3馬身半差Vと、センスの良さが光った。
提供:デイリースポーツ