10日、京都競馬場で行われた
京都ハイジャンプ(障害3歳上、JGII・芝3930m)は、
白浜雄造騎手騎乗の2番人気
テイエムドラゴン(牡5、栗東・小島貞博厩舎)が、レース中盤から先頭に立つと、1番人気
コウエイトライに3馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは4分24秒6(良)。さらに5.2秒離れた大差の3着には5番人気
テイエムトッパズレが入った。
勝った
テイエムドラゴンは、
父アドマイヤベガ、母が
JRA2勝の
ヤエシラオキ(
その父マルゼンスキー)という血統。平地では9戦して未勝利だったが、05年10月の転障初戦で初勝利を挙げると、続く
京都ハイJ、
中山大障害(JGI)と3連勝。05年の
JRA賞最優秀障害馬に輝いた。その後も06年
阪神スプリングJ(JGII)を制覇。今回が昨年の
中山グランドJ(JGI)2着以来、約1年7か月ぶりのレースで、馬体重はプラス46kg、斤量は出走馬中最も重い63kgでの出走だった。通算成績16戦5勝(障害7戦5勝、重賞4勝)。
鞍上の
白浜雄造騎手は
キングジョイで制した
京都ジャンプS(JGIII)に続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算15勝目。管理する小島貞博調教師は
テイエムドラゴンで制した昨年の
阪神スプリングJ以来の
JRA重賞通算5勝目となった。