現地時間14日、英・ロンドンで、欧州年度代表馬を決定する07年度カルティエ賞が発表された。年度代表馬には、凱旋門賞(仏G1)、キングジョージ(英G1)などを勝ったディラントーマスが選ばれた。

　ディラントーマスは25日のジャパンC(GI)に出走予定で、15日に来日する。昨年の年度代表馬ウィジャボード Ouija BoardもジャパンCに出走(3着)しており、欧州年度代表馬の参戦は2年連続となる。

　また、最優秀2歳牝馬はディヴァインライト(父サンデーサイレンス)産駒ナタゴラが選ばれ、最優秀ステイヤーは昨年に続きイェーツ(ツクバシンフォニーの半弟)、最優秀2歳牡馬はニューアプローチ(シンコウフォレストの半弟)が受賞と、日本に馴染みのある血統馬が名を並べている。07年度の受賞馬は以下の通り。

【2007年カルティエ賞受賞馬】
下段( )内は父馬名/今年の主な勝ち鞍

・年度代表馬、最優秀古馬
ディラントーマス Dylan Thomas(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)
(父デインヒル/凱旋門賞、キングジョージ、愛チャンピオンS、ガネー賞)

・最優秀2歳牡馬
ニューアプローチ New Approach(牡2、愛・J.ボルジャー厩舎)
(父Galileo/愛ナショナルS、デューハーストS)

・最優秀2歳牝馬
ナタゴラ Natagora(牝2、仏・P.バリー厩舎)
(父ディヴァインライト/チェヴァリーパークS)

・最優秀3歳牡馬
オーソライズド Authorized(牡3、英・P.チャプルハイアム厩舎)
(父Montjeu/英ダービー、英インターナショナルS)

・最優秀3歳牝馬
ピーピングフォーン Peeping Fawn(牝3、愛・A.オブライエン厩舎)
(父デインヒル/愛オークス、ヨークシャーオークス、プリティポリーS、ナッソーS)

・最優秀スプリンター
レッドクラブス Red Clubs(牡4、英・B.ヒルズ厩舎)
(父Red Ransom/スプリントC)

・最優秀ステイヤー
イェーツ Yeats(牡6、愛・A.オブライエン厩舎)
(父Sadler's Wells/ゴールドC、愛セントレジャー)