23日、京都競馬場で行われた
京都記念(4歳上、GII・芝2200m)は、安藤勝己騎手騎乗の1番人気
アドマイヤオーラ(牡4、栗東・松田博資厩舎)が、後方追走から直線で末脚を伸ばし、4番人気
アドマイヤフジに1.1/4馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは2分13秒6(良)。さらにハナ差の3着に11番人気
シルクフェイマスが入り、3番人気
ドリームパスポートは4着。2番人気
ウオッカは大外から伸びたが6着に敗れた。
勝った
アドマイヤオーラは、
父アグネスタキオン、母が95年阪神3歳牝馬S(GI)を制した
ビワハイジ(
その父Caerleon)という血統。半兄に05年
京成杯(GIII)を制した
アドマイヤジャパン(
父サンデーサイレンス)がいる。
06年11月にデビュー勝ちを収め、3戦目の
シンザン記念(GIII)で
ダイワスカーレットを破って重賞初制覇。続く
弥生賞(GII)も勝ち、春のクラシックは
皐月賞(GI)4着、
日本ダービー(GI)3着だった。その後、左橈側手根骨々折(全治6か月)のため休養入りを余儀なくされ、昨年の
鳴尾記念(GIII)で復帰し3着。前走の
京都金杯(GIII)では2着に入っていた。通算成績9戦4勝(重賞3勝)。
鞍上の安藤勝己騎手は、先週の
ダイヤモンドS(GIII、
アドマイヤモナーク)に続く2週連続となる
JRA重賞制覇で、今年4勝目、通算58勝目。管理する松田博資調教師も、
ダイヤモンドSに続く
JRA重賞制覇で、今年4勝目、通算44勝目となった。
なお、
アグネスタキオン産駒はこの日、
リトルアマポーラが
クイーンC(GIII)を勝利し、東西で重賞制覇。さらに先週の
きさらぎ賞(GIII、
レインボーペガサス)に続く2週連続勝利となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。