1日、阪神競馬場で行われた
アーリントンC(3歳、GIII・芝1600m)は、道中後続を引き離して逃げた藤田伸二騎手騎乗の5番人気
ダンツキッスイ(牡3、栗東・橋本寿正厩舎)が、直線に向いてもしぶとく粘り、9番人気
エーシンフォワードに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分34秒6(良)。さらにアタマ差の3着には10番人気
ディープスカイが入った。デビューから2連勝中の
ポルトフィーノは、単勝1.7倍の圧倒的1番人気に推されたが、好位追走から直線で伸びを欠き、8着に敗れている。
勝った
ダンツキッスイは、
父シンボリクリスエス、
母サンフラワーガール(
その父タイキシャトル)という血統。伯父に00年
日本ダービー(GI)3着の
アタラクシアがいる。昨年9月の新馬戦(阪神・芝1600m)を快勝し、続く萩S(OP)でも2着に好走。初ダートとなった前走の3歳500万下(京都・ダート1400m)で2勝目を挙げており、今回芝に戻って重賞初制覇を飾った。通算成績7戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の藤田伸二騎手は
ローレルゲレイロで制した
東京新聞杯(GIII)に続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算75勝目。管理する橋本寿正調教師は
スリーオペレーターで制した昨年の
阪神スプリングJ(JGII)以来の
JRA重賞制覇で、通算では5勝目となった。
また、現3歳世代が初年度産駒となる
シンボリクリスエス(牡9)は、これが中央・地方を通じての産駒重賞初制覇。他の活躍馬には
サクセスブロッケン(
ヒヤシンスS-OP)、
シングライクバード(
つばき賞-500万下)、
ソーマジック(
春菜賞-500万下)などがいる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。