19日、阪神競馬場で行われた
マイラーズC(4歳上、GII・芝1600m)は、
横山典弘騎手騎乗の1番人気
カンパニー(牡7、栗東・
音無秀孝厩舎)が、道中好位の内を追走。直線に向いて追い出されると力強く伸び、8番人気
ニシノマナムスメの追撃をクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分33秒6(良)。さらに1/2馬身差の3着には3番人気
エイシンドーバーが入った。2番人気に推された
ドリームジャーニーはスタートで大きく出遅れ14着に敗れている。
勝った
カンパニーは、
父ミラクルアドマイヤ、母が
JRA3勝の
ブリリアントベリー(
その父ノーザンテースト)という血統。半兄に
レニングラード(
アルゼンチン共和国杯-GII、
父トニービン)、叔父に
ビッグテースト(
中山グランドJ-JGI)、
ビッグショウリ(
マイラーズC)がいる。
04年1月のデビュー戦を勝利で飾ると、3歳春にはあざみ賞(500万下)、ベン
ジャミンS(OP)を勝利。05年
京阪杯(GIII)で重賞初制覇を飾った。その後も06年
大阪杯(GII)、07年
関屋記念(GIII)を制し、昨年の
天皇賞・秋(GI)3着などGIでも好走。今年は始動戦となった
東京新聞杯(GIII)で4着に敗れるも、前走の
中山記念(GII)を積極策から快勝し、重賞4勝目を挙げていた。通算成績24戦8勝(重賞5勝)。
鞍上の
横山典弘騎手は今年の
JRA重賞4勝目、通算98勝目をマークするとともに、先々週の
ダービー卿CT(GIII、
サイレントプライド)、先週のニュージーランドT(GII、
サトノプログレス)と合わせて自身初の3週連続
JRA重賞制覇を達成。管理する
音無秀孝調教師は、
中山記念に続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算29勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。