京成杯で3着だった
ミニトランザット(牡3、栗東・
杉山佳明厩舎)が、
きさらぎ賞(3歳・GIII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。
ミニトランザットは父
エピファネイア、
母イチオクノホシ、母の
父ゼンノロブロイの血統。母は12年のクイーンCと13年の
阪神牝馬Sで2着。全姉の
イフェイオンは昨年の
フェアリーS、叔母の
コスタボニータは同じく
福島牝馬Sを制している。そして伯父の
ハーバーコマンドは11年の
菊花賞で4着。23年のセレクトセール1歳では5600万円(税抜)で取引された。
ここまで2戦1勝。昨年11月の京都の新馬(芝1600m)を逃げ切り。その後は
シンザン記念を目指していたが、除外となったので
京成杯へ。400mの距離延長が不安視されたが、最後方から大外一気で0秒1差の3着に健闘した。確かに展開利はあったが、初戦と全く違うレースで結果を残した点は評価できる。
ここを勝てば、一気にクラシック候補に浮上する。先日、現役引退が発表された叔
母コスタボニータの穴を埋め、姉
イフェイオンと並ぶ
杉山佳明厩舎の芦毛の二枚看板になれるか。いずれにしても今後を左右する一戦となることは間違いない。