交流重賞3勝の
アーテルアストレア(牝6、栗東・
橋口慎介厩舎)が、
フェブラリーステークス(4歳上・GI・ダ1600m)で有終の美を狙う。
アーテルアストレアは父
リーチザクラウン、
母スターズインヘヴン、母の父
ワークフォースの血統。伯父の
センチュリオンは18年の
マーチSの覇者。母のいとこの
カズペトシーンは昨年の
武蔵野Sで2着、同じく
エイコーンパスは15年の
中山大障害で2着だった。
ここまで23戦8勝。デビュー2戦目から一貫してダートを使われてきた。一昨年夏に本格化すると、
名鉄杯でオープン初勝利、続く
レディスプレリュードで重賞初制覇を果たした。その後は牝馬限定の交流重賞を渡り歩き、昨年は
クイーン賞、スパー
キングレディーCを制するなど、安定した走りを見せている。今回は前走のチャンピオンズCに続き、2戦連続で牡馬相手のGI挑戦となるが、当時がメンバー中2位の上がり3Fをマークしての0秒5差7着。末脚が生きる展開になれば、見せ場以上があって不思議ない。
今年で42回目となるフェブラリーSには、これまで延べ66頭の牝馬が参戦しているが、勝利はGII時代の96年の
ホクトベガが制した1回のみ。GI昇格後は00年
ゴールドティアラの2着などがあったものの惜しくも勝利には手が届いていない。今回、
アーテルアストレアの鞍上には、
ホクトベガの手綱を執った
横山典弘騎手。ラストランとなる一戦、初タッグで大団円を迎えてほしい。