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安田記念、ダービー馬ウオッカが復権

  • 2008年06月08日(日) 15時40分
 8日、東京競馬場で行われたアジアマイルチャレンジ最終戦・第58回安田記念(3歳上、GI・芝1600m)は、岩田康誠騎手騎乗の2番人気ウオッカ(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)が、好位追走から直線に入り抜け出すと、5番人気アルマダ(香)に3.1/2馬身差をつけ完勝した。勝ちタイムは1分32秒7(良)。さらに3/4馬身差の3着に9番人気エイシンドーバーが入り、1番人気スーパーホーネットは8着に敗れた。

 勝ったウオッカは、父タニノギムレット、母がJRA5勝のタニノシスター(その父ルション)という血統。叔父に昨年のガーネットS(GIII)を勝ったスリーアベニュー(牡6、栗東・小野幸治厩舎)がいる。

 06年の阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を2歳日本レコードで制し、同年のJRA賞最優秀2歳牝馬を受賞。昨年は桜花賞(GI)2着から臨んだ日本ダービー(GI)で、牝馬としては64年ぶりの優勝という快挙を達成したが、その後は秋華賞(GI)3着、ジャパンC(GI)4着など惜しい競馬が続いていた。今年は京都記念(GII)から始動(6着)し、ドバイデューティフリー(首G1)は4着。前走のヴィクトリアマイル(GI)は2着に敗れていた。今回が日本ダービー以来、約1年ぶりの勝利となる。通算成績15戦6勝(うち海外1戦0勝、重賞4勝)。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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