3月22日(土)に中京競馬場、芝1400mで行われるファルコンS。ここへ出走を予定しているクラスペディア(栗東・河嶋宏樹厩舎)が今朝13日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。

　主戦である小崎綾也騎手が跨って、CWでの併せ馬。カフジキームンを3馬身ちょっと追走していたが、馬場入りしてから1コーナー、2コーナーとスムーズなキャンターで駆け抜けていき、6F標識は16秒台でゆったりと入る。そこからじわじわと加速していくが、3コーナーでもそこまで速いラップという感じではなかった。

　4コーナーを抜けて、最後の直線に向くところで前に追いつくと、2頭が同時に加速して一気にギアが上がる。ゴール前のスピード感は今朝の追い切りの中でも一番、二番とも思わせる勢い。ほぼ同入に見えたが、細かく判定すれば、頭くらいクラスペディアが先着したかなというゴールだった。

　時計は6F82.9〜5F66.6〜4F51.3〜3F36.3〜2F22.2〜1F11.0秒。比較的時計の出る馬場状態だったことを考慮しても、後半の時計は速い。2歳時から走ることができる、完成度の高い馬であったことは間違いないが、まだまだ成長を見せている追い切りといった感じがする。

(取材・文：井内利彰)