ジャパンスタッドブッ
クインターナショナルは16日、2010年のNHKマイルCなどを制した
ダノンシャンティが14日に死んでいたと発表した。18歳だった。公式X内で「2010年のNHKマイルC、
毎日杯を優勝した
ダノンシャンティが5月14日に死亡したとの連絡がありました。18歳でした。北海道岩内郡共和町のホース
トラスト北海道分場で繋養され、余生を過ごしていました」とつづった。
現所有者であるホース
トラスト北海道の酒井政明氏から「うちに来て仲良しの馬もでき、以前はあった気性の荒いところもなくなり、最近は穏やかに過ごしていました。若かったのでもうちょっとのんびり過ごしてほしかったのに残念です」というコメントがあったことも紹介している。
同馬は
父フジキセキ、
母シャンソネットの間に生まれた黒鹿毛馬。09年にデビュー戦Vを飾ると、2戦目のラジオNIKKEI杯2歳Sで
ヴィクトワールピサ、
コスモファントムの3着に入り、翌10年の
共同通信杯では
ハンソデバンドの2着に食い込んだ。デビュー4戦目の
毎日杯で重賞初制覇。勢いに乗って臨んだNHKマイルCを1分31秒4の驚異的な日本レコードで制した。15年が経過した今でもレースレコードとして残っている。
変則2冠を目指してダービーに出走予定だったが、前日に右後脚の骨折が判明したため出走取消。復帰を果たしたものの、翌年の
大阪杯4着を最後に右前浅屈腱炎が判明して現役を引退した。種牡馬として重賞4勝馬
スマートオーディンなどを輩出。種牡馬引退後は功労馬として、余生を過ごしていた。
提供:デイリースポーツ