宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)は馬場状態によって、1番人気の信頼度が大きく変わるレースだ。86年以降の1番人気の成績をチェックすると、良では【12-7-3-6】の勝率43%だから上々。一方、稍重〜重では【1-4-0-6】の勝率9%と大不振なのだ。
道悪の1番人気の成績を詳しく見ていこう。唯一の勝利は06年の
ディープインパクト。後方から外を回して4馬身差の大楽勝だった。しかしながら、その後は8連敗中。とりわけ近4回は17年の
キタサンブラックが9着、18年の
サトノダイヤモンドが6着、20年の
サートゥルナーリアが4着、そして24年の
ドウデュースが6着だから、1頭も馬券に絡めていない。こういったデータからも、改めて
ディープインパクトの偉大さを感じてしまう。
さぁ、今年の
宝塚記念はどんな馬場状態となるのか。そしてどの馬が1番人気になるのか。少し注目するだけでレースが面白くなるに違いない。