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グラスワンダー死す 主戦騎手を務めた的場均師「気持ちが強いチャンピオンホース、安らかに眠ってほしい」

スポニチ
  • 2025年08月08日(金) 20時32分
 97年朝日杯3歳S、98年有馬記念、99年宝塚記念有馬記念とG1を4勝したグラスワンダー(牡、父シルヴァーホーク)が8日、息を引き取った。ビッグレッドファームが発表。30歳だった。高齢に伴う体力の低下から多臓器不全を発症したと診断された。

 現役時代は97年9月13日に美浦・尾形充弘厩舎所属でデビューし、新馬戦からアイビーS、京成杯3歳S、朝日杯3歳Sと無敗4連勝でG1制覇。98年有馬記念から99年宝塚記念を制し、有馬記念スペシャルウィークと鼻差の接戦をものにして春秋グランプリ3連覇を成し遂げた。

 00年宝塚記念(6着)のレース中に左第三中手骨骨折を発症し、通算15戦9勝で引退、社台スタリオンステーション(北海道安平町)で種牡馬入り。08年ジャパンカップを制したスクリーンヒーローを出し、スクリーンヒーローの子モーリスも種牡馬として活躍馬を出している。

 ▼的場均師(グラスワンダーの主戦騎手)突然の知らせにびっくりしています。数年前にテレビで姿を見て、元気にやっているなと思っていた。30歳なら仕方がない。よく頑張ったと思います。たくさんの思い出がある特別な馬ですが、特に印象に残っているのは99年、2度目の有馬記念。あの時はスペシャルウィークには勝てないと思っていたが、歯を食いしばって頑張ったグラスワンダーに勝たせてもらった。2歳の時から古馬のようで、気持ちが強いチャンピオンホースでした。安らかに眠ってほしいです。

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