フォーウィールドライブ産駒のセイウンアインス(牝2、美浦・武藤善則厩舎)が、中京2歳ステークス(2歳・GIII・芝1400m)で重賞初制覇を狙う。

　セイウンアインスは父フォーウィールドライブ、母セイウンミツコ、母の父ベーカバドの血統。父はアメリカンファラオ(American Pharoah)の産駒で、19年のBCジュベナイルターフスプリントの覇者。21年からブリーダーズ・スタリオン・ステーションで繋養されており、初年度産駒のヤマニンチェルキが今年の北海道スプリントCを制している。一方の母はJRAで1勝。祖母のニシノメルモは同じく2勝を挙げている。

　ここまで2戦1勝。デビュー戦は福島芝1200mで3着。続く前走は新潟ダ1200mに向かい、好位から抜け出しての完勝だった。今回は芝に戻り、距離も200m延びるので楽な競馬にはならないだろうが、今後を占う一戦となることは間違いない。

　フォーウィールドライブ産駒は意外にも今回がJRA重賞初挑戦となる。父の評価を上げるためにも、セイウンアインスには猛暑に負けない熱い走りを期待したい。