古豪の
プラダリア(牡6、栗東・
池添学厩舎)が、
アルゼンチン共和国杯(3歳上・GII・芝2500m)でGII・4勝目を狙う。
プラダリアは
父ディープインパクト、
母シャッセロール、母の
父クロフネの血統。母は
JRAで3勝。曾祖母の
リトルオードリーは96年に
桜花賞トライアルの4歳牝馬特別を制し、
オークスは
エアグルーヴの3着だった。
ここまで23戦4勝。22年の
青葉賞で重賞初制覇。その後は
日本ダービーで5着、
菊花賞の7着など善戦止まりだったが、23年の
京都大賞典で久々の勝利を手にした。さらに24年の
京都記念で3つ目のタイトルをゲット。ただ、その後は8戦して24年の
宝塚記念の4着が最高着順。近3戦は
天皇賞(春)が10着、
宝塚記念が13着、
京都大賞典が15着と2桁着順に終わっている。とはいえ、ハンデ戦のGIIなら見せ場以上があっていいだろう。
史上2頭目の偉業もかかる。これまで
JRAのGIIを4年連続で制した馬は
ゴールドシップの1頭のみ。したがって息長く
トップレベルで活躍した馬だけが得られる勲章といえる。
プラダリアは「白い怪物」に続くことができるか。さすがに全盛期の走りを求めるのは酷かもしれないが、古豪の底力に期待したい。
【
ゴールドシップの4年連続GII制覇】
12年
神戸新聞杯→13年
阪神大賞典→14年
阪神大賞典→15年
阪神大賞典