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天皇賞・秋、歴史的一戦はウオッカに軍配

  • 2008年11月02日(日) 15時40分
 2日、東京競馬場で行われた第138回天皇賞・秋(3歳上、GI・芝2000m)は、武豊騎手騎乗の1番人気ウオッカ(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)が、中団追走から直線で徐々に加速すると、懸命に逃げ粘る2番人気ダイワスカーレットと並んでゴールイン。長い写真判定の結果、ハナ差でウオッカに軍配が上がった。勝ちタイムは1分57秒2(良)のコースレコード。さらにクビ差の3着には3番人気ディープスカイが入った。

 勝ったウオッカは、父タニノギムレット、母がJRA5勝のタニノシスター(その父ルション)という血統。叔父に昨年のガーネットS(GIII)を勝ったスリーアベニュー(牡6、栗東・小野幸治厩舎)がいる。

 06年の阪神ジュベナイルフィリーズでGI初制覇。昨年は桜花賞(GI)2着から臨んだ日本ダービー(GI)で、牝馬としては64年ぶりの優勝という快挙を達成した。その後は秋華賞(GI)3着、ジャパンC(GI)4着、今年に入ってもドバイデューティフリー(首G1)4着、ヴィクトリアマイル(GI)2着など勝ち切れないレースが続いていたが、6月の安田記念(GI)を快勝し、ダービー以来約1年ぶりの勝利を挙げた。前走の毎日王冠(GII)は2着。武豊騎手とのコンビでは今回が初勝利となった。通算成績17戦7勝(うち海外1戦0勝、重賞5勝)。

 なお、従来のレコードは03年天皇賞・秋シンボリクリスエスが記録した1分58秒0(良)。今回これを0.8秒更新した。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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