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JRA騎手で現在、ホース・コラボレーターとして活躍する細江純子さん、浦和競馬で唯一の女性騎手の
中島良美騎手の対談をお届け。お2人のガールズトークはまだまだ続きます。中島騎手の秘密の習い事や趣味など、プライペートな話が満載。さらに、
浦和競馬場の“ここが、いいところ”もご紹介!
(取材・文:志賀浩子)
──中島さんの1日のスケジュールは?
中島:浦和開催がない日は2:30頃に起きて、野田トレセンに2:50ぐらいに着きます。そこから、13〜15頭ほど乗って、終わるのは8:45ぐらいでしょうか。
細江:冬の寒い時期は大変でしょ? 乗馬の長靴って素材が薄いから、足の指先の感覚がなくなってくるんですよね。
中島:はい。霜焼けになります。それに、寒いと体が動かないですよね。厩務員さんが仕事の合間に飲むようにペットボトルでお水をくれることがあるんですが、外に置くと凍っています。
細江:朝早くて、途中でお腹が空きそうですけど。
中島:厩務員さんがサンドイッチとかおにぎりとかを冷蔵庫に入れておいてくれるんです。それを、調教の合間に食べています。でも、調教中に何か食べるのって浦和だけみたいなんです。川崎に攻め馬に行くことがあるんですが、その時にお菓子やパンなどを差し入れで持って行くとビックリされます。浦和なら一瞬でなくなるんですけどね(笑)。
──オフの日は、どう過ごすんですか?
中島:起きてから掃除をして、また寝てみたいな…。1年に1回ぐらいですが、ダイビングに行くこともありますね。高知で期間限定騎乗をしていた時も(2025年6月7日〜8月3日)行ってきました。あとはジムに行ったりしています。
細江:そういえば、自宅で蛇を飼っていると聞いたんですが。
中島:はい、今は5匹いて高知にも一緒に行きましたよ。子供の頃、ペットショップにいた蛇を見て「可愛い〜」って思ったんです。でも、母が苦手で反対だったので、その時は諦めました。だから、独り暮らしするようになったら飼うぞ! と決めていたんです。
──蛇は飼うための環境作りが大変では?
中島:冬は暖房をつけっぱなしですし、毎月の電気代は独身世帯とは思えない金額になっています(笑)。
細江:すご!! ちなみに大きさは?
中島:このぐらい…かな(自分の腕ぐらい)? 長さは1mぐらいだと思います。長さより、太さが出るんですよね。
細江:いろんな意味で凄い。私は、怖くて…。苦手です…ヘビ。しかしながら、自分の好きをつらぬく感じがステキ。
中島:いや、自由人なんです。下の姉に、よく「いいな〜」って言われます。
──そういえば今、教養センターの制服は自由に選択できますが、中島さんは卒業会見の時パンツスーツタイプを着ていましたね。
中島:はい、
スカートの
スースーする感じが苦手なんで。
細江:普段はパンツ
スタイルなんですか?
中島:そうですね。私服は買い物に行った時に友達が選んでくれるんですけど、結局は自分の好みになっちゃいます(笑)。パーカーが好きで、そればっかり。楽な格好のほうがいいんですよね。
細江:シンプルで動きやすい方がいいんですね。レディスジョッキーズシリーズとか女性騎手が集まる機会がありますが、オシャレ番長は??
中島:
木之前葵さん(名古屋)とか、
浜尚美さん(高知)とかですね。あと、
宮下瞳さん(名古屋)はオシャレですし、キレイですね〜。
細江:浜さんは今年1月にお子さんが生まれたんですよね。宮下さんも出産してから騎手として復帰して、調教師に転身なさいました。
──宮下さんの出産時は、いったん引退なさいました。その後、育児と並行して厩務員として働いて。そこから、騎手免許試験を受験する必要がありました。
細江:キャリアを積むことを考えると、いったん引退しなくちゃならないのは厳しいですよね。
中島:もったいないですよね。昨年末から騎手免許更新時の条件にある年間騎乗回数などは、妊婦となった女性騎手は適用外となりました。出産した女性騎手が復帰しやすくなったと思います。
──女性騎手の活躍の場や条件は年々改革されているんですね。
中島:はい。男性騎手がデビューから3kg減なのに対して、女性騎手は4kg減から始まるし、さらに免許取得後も永久に2Kg減になる制度が導入されたのは、ありがたいと思っています。
細江:経験を積んできたうえでの2kg減は、大きいですよね。中島さんは体重は? 食べるものに気を配っています?
中島:体重調整に困ったことがほぼないので、全然気にしていないんです。でも、よく繁田(健一)先生に「この仕事は食生活が大事だ」と言われます。
──
浦和競馬場といえば、名物の“黄色いカレー”など場内グルメが充実しています。
細江:開催ごとに、いろいろなキッチンカーが出店するのもいいですよね。あれ、楽しみなんです。それと、浦和競馬さんと、
イチローズモルトさんとのコラボウイ
スキー。人気なので抽選販売なんですよね。私、なかなか当たらないんですけど(笑)。グルメもですが、2019年のJBC開催に合わせて新しいスタンドが建って、今もパドックなどの改修が行われています。どんどんキレイになって、進化していっているんですよね。
中島:パドックもですが、コースもお客様との距離が近いんですよ。
細江:ファンにとって、馬や騎手が身近に感じ取れる競馬場ですね。
(文中敬称略、了)
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中島良美浦和競馬・
川島豊厩舎所属。1999年生まれ、大阪府出身。2019年にデビュー、目標とする先輩たちの背中を追いながら、南関東競馬を盛り上げる存在として期待が寄せられている。
◇細江純子
愛知県蒲郡市出身。
JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。