「伝統のGII」
阪神大賞典では多くの名馬が勝利を手にしてきた。ちょうど10年前、16年の勝ち馬は
シュヴァルグラン。後の
ジャパンC覇者が重賞初制覇を果たした一戦を振り返る。
この年の
阪神大賞典はレース史上稀に見る混戦だった。1番人気は3.0倍で
シュヴァルグラン。前年秋から条件クラスを3連勝して、前走の
日経新春杯が2着。タイトル奪取にあと一歩まで迫っていた。そして2番人気が前々年の
菊花賞を制した
トーホウジャッカルで3.5倍。以下、
アドマイヤデウス、
タンタアレグリア、
カレンミロティックまでの5頭が、単勝10倍以内の支持を集めていた。
レースは前半1000mが61秒6の平均ペースで流れた。
アドマイヤデウスが3番手につけて、
トーホウジャッカルが4番手。
シュヴァルグランは中団後ろで脚をためた。レースが動いたのは勝負所の3〜4角だ。大外から
シュヴァルグランが一気に進出。先頭に並びかけると、直線に向いたところで早くも先頭に立った。内で食い下がる
タンタアレグリアを引き離し、残り200mからは完全に独走。終わってみれば2馬身半差の完勝で、重賞初制覇を果たした。
その後のGI戦線では惜敗が続いた
シュヴァルグランだが、翌17年の
ジャパンCで遂に待望の
ビッグタイトルを獲得。GIウイナーの仲間入りを果たすこととなるのであった。