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プリングS追い切り(11日・美浦トレセン)
今週の重賞の追い切りが11日、東西トレセンで行われた。
皐月賞トライアルの第75回ス
プリングS・G2(15日、中山=3着まで優先出走権)に臨む
クレパスキュラーは美浦・坂路で自己ベストの51秒9。無傷3連勝での重賞初Vへ万全だ。
進化を遂げて3戦目を迎える。
クレパスキュラーは、角馬場で体をほぐして坂路へ向かうと
タイセイモノリス(3歳未勝利)を大きく追走する形でスタート。程良い気合と力強いフットワークで、差を詰め、並んだままフィニッシュ地点を通過した。
51秒9(ラスト1ハロン12秒4)は自己ベストを0秒8短縮。栗田調教師も「我慢ばかりさせてしまうと走る気持ちが崩れてしまうのではと思い、今日は後ろから併せに行きました。いい時計で息も良く、助手も『非常に良かった』と言っていました」と自信をのぞかせた。
豊かな
パワーと
スピードを併せ持つ一方、もろさも露呈してきた。札幌・芝1800メートルの初戦は折り合いに苦労しながら5馬身差をつけて2歳コースレコードV。2戦目の
ひいらぎ賞は2馬身半差の完勝も、入線後に止まることができず、中山・芝1600メートルのポケット地点で馬を止めた。
中間は課題克服のために坂路の本数を減らし、Wコースを多くするなど人とコンタクトが取れるように工夫。プールも取り入れて課題と向き合ってきた。「水に入ると不安なので人に頼る。狭いところに入れたり、指示で出入りする。人との関係性とリフレッシュ効果」と、指揮官は狙いを説明。さまざまな取り組みによって心身の
バランスがかみ合ってきている。
2戦2勝の大物候補が初めて挑む重賞。それでも栗田師は、先を見据えている。「しっかり勝ち切って賞金加算が一番のテーマ。課題を修正できれば大きな舞台でも通用する力は持っている」。陣営の努力が形に現れた時、可能性は無限に広がる。(浅子 祐貴)
スポーツ報知