10日、
船橋競馬場で行われた第54回
クイーン賞(3歳上牝、交流GIII・ダート1800m、1着賞金3000万円)は、
幸英明騎手騎乗の2番人気
ヤマトマリオン(牝5、栗東・
安達昭夫厩舎)が3番手追走から、直線で1番人気
ユキチャンとの叩き合いをアタマ差制し優勝した。勝ちタイムは1分49秒5(不良)。さらに2.1/2馬身差の3着に3番人気
アイスドールが入った。
勝った
ヤマトマリオンは、
父オペラハウス、母が
JRA6勝の
ヤマトプリティ(
その父アンバーシャダイ)という血統。05年10月にデビューし、06年の
フローラS(GII)で重賞初制覇。今年5月の
東海S(GII)でダート重賞初制覇を飾った後は、
ブリーダーズゴールドC(交流GII)で
メイショウトウコンの3着、前走の
白山大賞典(交流GIII)で
スマートファルコンの2着など、牡馬相手に好走を続けていた。通算成績25戦5勝(うち地方6戦1勝、重賞3勝)。
【幸騎手のコメント】
「いいスタートが切れたと思います。折り合いも問題ない馬ですし、マークしようかなと思っていた
ユキチャンが2番手に行ってくれたので思い通りの競馬ができました。脚抜きのいい馬場だったし、あんまり後ろからでは届かないと思っていたので早め早めの競馬をしようと思っていました。直線ではこっちがアタマ出て、もう一回
ユキチャンが伸びてきたので一瞬ヒヤッとしましたが、勝負根性を出してくれました。今日は
ユキチャンを応援している方も多かったと思いますが、勝ててよかったです。どうもありがとうございました」
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。