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【小島太元調教師の競馬ジャーナル】推定6センチ差の大激戦制した要因は…ロデオドライブの枠順、ペース、仕掛けのタイミング

スポーツ報知
  • 2026年05月11日(月) 07時00分
◆第31回NHKマイルC・G1(5月10日、東京競馬場・芝1600メートル、良)

 第31回NHKマイルCは10日、東京競馬場の芝1600メートルを18頭で争い、1番人気のロデオドライブ(レーン)がアスクイキゴミとの激戦を推定6センチの鼻差で制しG1初勝利。3歳マイル王者の座に就いた。管理する辻哲英調教師(46)=美浦=は開業6年目でうれしいG1初制覇。「母の日」にピンク帽の8枠からタイトルを手にしたサートゥルナーリア産駒が、ここからさらなる飛躍を遂げる。

 先週の天皇賞・春に続いて鼻差の決着となった白熱の一戦は、最終的に1番人気に支持されたロデオドライブが3歳マイル王の座に就いた。勝つときは全てがうまくいくという表現がしっくりくるようなレースぶりだった。

 まず、枠順が良かった。メンバー的に前で運びたいタイプが多かったこともあるが、それほど縦長の隊列にならず、大きな先行集団が形成されていた。仮に内枠だったら、直線であそこまでスムーズに外に持ち出せなかっただろう。

 ペースも良かった。3ハロン通過33秒7は平均より少し速めのラップ。上位2頭が4コーナー14、12番手から上がり1、2位の末脚を使ったことからも、差し馬有利の展開だった。1分32秒1(メンバー1位)という持ち時計があり、速いタイムが出る馬場も合っていた。

 レーン騎手のタイミングも良かった。前に馬を置いて運んでいた道中の段階から、しまいを生かしたいのだろうなという乗り方だったが、いざ直線を迎えて、もう少し仕掛けるのが早かったらおそらく届かなかっただろう。本当にわずかなところだが、追い出しをワンテンポ待てたことが鼻差の勝利につながったと思う。

 正直、今年のレーン騎手は彼の持っている騎乗技術を考えるとさえない競馬が多いなと思っていたが、このレースに限っては本当にお見事だった。もちろんジョッキーのアクションにしっかり応えた馬も素晴らしかったし、実際、能力を感じさせる強い競馬だった。

(スポーツ報知評論家)

スポーツ報知

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