◆五稜郭S追い切り(8日・函館競馬場)
絶対に負けられない戦いが、そこにはある! 11日の函館11R・五稜郭S(3歳上3勝
クラス)に
アロヒアリイが出走する。昨年8月に仏G2を制覇。
凱旋門賞にも出走した同馬だが、賞金不足で自己条件レース出走を選択した。「秋にローテを考えられる結果を」と
田中博康調教師(40)=美浦=も力が入る一戦。力の違いを見せつけ、まずはオープン入りを果たす。
北の大地から秋の飛躍へ。
アロヒアリイが必勝態勢で五稜郭Sに臨む。「本当は
巴賞を使いたかったですけど。勝つことが大事ですね」。田中博調教師の言葉にも、並々ならぬ覚悟が感じられた。
昨年8月のギヨームドルナノ賞・仏G2で重賞初制覇。目標としていた
凱旋門賞(16着)にも出走した。だが、国内では賞金的には3勝
クラスの扱い。そのため当初、12日の
巴賞(3歳上オープン、函館・芝1800メートル)出走を目指していたが除外対象に…。自己条件の当レースに切り替えた。
昨年の
皐月賞8着以来となる久々の国内復帰戦へ向け、仕上がりは順調だ。8日は初コンビの舟山が騎乗し、芝
コースを単走。5ハロン67秒9―12秒5を
マークした。「動き自体は軽く、やっただけ動きそうでした。ただ、走りの
バランスがもうひとつで、内にもたれてしまうのでは、と感じました。そこだけだと思います」と鞍上。力は上位と考えているだけに、その点も乗り越えてみせる構えだ。
25年度のロンジン
ワールドベス
トレースホース
ランキングで
マークしたレーティングは世界53位となる“119”。指揮官は「レーティング的にG1は出られるんですけどね」と苦笑い。海外への輸送ではイレ込みがきついこともあったが、時間自体は変わらない函館への輸送は無事にこなした。「体調と輸送はクリアできた。まずは秋にローテを考えられる結果を」。欧州最高峰の舞台への出走をつかんだ昨夏に続き、己の力で道を切り開く。(浅子 祐貴)
〇…収得賞金とは
クラスを区分するための賞金で、レースで1着(重賞競走は2着まで)の場合に加算される。新馬・未勝利は400万円、1勝
クラスは500万円と
クラスごとに定められており、2歳リステッド競走は800万円、3歳同競走は1200万円と条件によっても異なる。また、地方および外国のレースは本賞金が1200万円以上の場合は、賞金加算が半額と決められている。
アロヒアリイの勝った昨年のギヨームドルナノ賞の1着賞金は10万4310
ユーロ(約1701万円=
フランスギャロ発表の25年レートの1
ユーロ約163・132137で計算)で、その半額の850万円と新馬戦の400万円で収得賞金は1250万円。1000〜1600万円以下の3勝
クラスとなる。
スポーツ報知