◆サセックスステークス・G1(日本時間7月30日、英国・
グッドウッド競馬場・芝1600メートル、良)
欧州の夏のマイル王決定戦が、12頭立てで行われた。ビリー・ロックネイン騎手が騎乗した単勝1・9倍で1番人気の
ボウエコー(牡3歳、英国・ジョージ・ボーウィー厩舎、父
ナイトオブサンダー)が、差し切って無傷6連勝。2011年の
フランケル以来となる無敗での英2000ギニー、セントジェームズ
パレスS、サセックスSのマイルG1・3連勝を達成した。勝ちタイムは1分36秒03。
ボウエコーは今回が年長馬との初対決。中団から運び、最後の直線の入り口では他馬に包まれて身動きの取れないポジションに。なかなか
スペースができず絶望的な位置取りだったが、前があくと一気に伸びてゴール寸前で差し切って半馬身差で勝利となった。
右手で3冠を示す
サインで喜びを表したロックネイン騎手。「ビリー・ザ・キッド」の愛称を持つ20歳の天才ジョッキーは「前の馬を必ずとらえられる確信がありました。彼は真の
スーパースターであり、どんな展開でも結果を出してきました。今日は彼にとって厳しいレースでした。かなり後方からの競馬になりましたが、彼にはケタ外れのエンジンが備わっています。おそらく私がこれまでの騎手人生でコンビを組む最高の馬の一頭でしょうし、20歳という若さで彼に出会えたことは夢のようです」と興奮していた。
ボーウィー調教師は「並外れた才能を持つ馬で、それは以前から分かっていました。最近は接戦を強いられることもありましたが、今日は闘争心を見せ、素晴らしい瞬発力を発揮し、キャリア最高の走りをしてくれました。今回も思い通りにいかない場面がありましたが、それでも見事に勝利を収めました」と賛辞を送った。
2番人気の
グスタード(ライアン・ムーア騎手)はマイル3冠は全て2着で、今回も
ボウエコーを倒すことができなかった。3番人気の
オペラバッロ(ウィ
リアム・ビュイック騎手)が3着に続いた。
サセックスSの総賞金は120万
ポンド(約2億5326万円=
フランスギャロの2026年レートから換算)で、1着賞金は68万520
ポンド(約1億4362万円)。過去の勝ち馬には
フランケル、今年産駒がデビューした
バーイードなど、歴史的名馬が多数。これまで日本調教馬の出走は1頭で、2022年に
バスラットレオン(
坂井瑠星騎手)が4着になっている。
9月5日から海外馬券発売対象のレースが拡大され、同レースが新たに追加。日本馬が出走予定となり、農林水産大臣が認可すれば発売対象となる。
スポーツ報知