「札幌2歳S・G3」(9月5日、札幌)
その走りには、まだ見ぬ未来を予感させるものがある。新馬戦を後続に3馬身半差をつけて鮮やかに制した
ノヴァヴェローチェが、重賞の舞台へ歩みを進める。ここまで10勝を挙げて、現2歳世代の産駒勝利数トップを走る父
エフフォーリアの初年度産駒としても注目を集める逸材。父がなし得なかったダービー制覇へ、まずは産駒初の重賞
タイトルを手にして来春の
クラシックへ大きな足跡を刻む。
エフフォーリア初年度産駒の期待馬である
ノヴァヴェローチェが重賞の舞台に挑む。7月に今回と同条件である札幌千八の新馬戦を2番手から流れに乗り、4角で早めに先頭立つと、直線では後続を突き放して3馬身半差の完勝。緩さを残しつつも余力十分の勝ちっぷりで、前評判通りのポテンシャルの高さを示した。
1週前追い切りは函館Wで併せ馬を消化。5F69秒3-38秒9-12秒2を
マーク。
レクスノヴァス(4歳オープン)に馬なりのまま1馬身半先着。年長馬を圧倒する動きを披露した。火曜は角馬場から札幌ダートに入り、最終リハへ態勢を整えた。黒野助手は「元気いっぱいですね。1回使って別馬まではいかないですけど、だいぶ違いますね。走りが軽くなりました」とデビュー戦からの上積みに納得の表情を浮かべる。ストロングポイントについては「
スタートセンスがいいです。普段はやんちゃな面がありますが、乗りやすくて操作性もいい。何より、素材がいいですよね」と同助手。期待の大きさの表れから言葉も弾む。
エフフォーリア産駒はここまで10勝を挙げており、現2歳世代でトップを走る。種牡馬としての初
タイトルがかかる一戦でもある。黒野も「
クラシックに行きたいですし、
クラシック向きの馬だと思います」と力を込める。父が果たせなかったダービー制覇へ。産駒初の重賞制覇で、その道を切り開いていく。
提供:デイリースポーツ