22日、中山競馬場で行われた第58回
スプリングS(3歳牡牝、GII・芝1800m)は、
岩田康誠騎手騎乗の1番人気
アンライバルド(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)が、中団追走から直線で一気の伸び脚を見せ、8番人気
レッドスパーダに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分50秒8(良)。さらに3/4馬身差の3着に2番人気
フィフスペトルが入った。なお、上位3頭には
皐月賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝った
アンライバルドは、
父ネオユニヴァース、
母バレークイーン(
その父Sadler's Wells)。半兄に
フサイチコンコルド(
日本ダービー-GI、
父Caerleon)、
ボーンキング(
京成杯-GIII、
父サンデーサイレンス)。甥に
ヴィクトリー(
皐月賞-GI)、
リンカーン(
阪神大賞典-GIIなど重賞3勝)、姪に
アンブロワーズ(
函館2歳S-GIII)がいる血統。
父ネオユニヴァースは03年のこのレースを制した後、
皐月賞、
日本ダービーの春クラシック2冠を制している。
昨年10月26日のデビュー戦(京都・芝1800m)で
リーチザクラウン、
ブエナビスタらを破り快勝。2戦目の
京都2歳S(OP)は3着と敗れたが、前走の
若駒S(OP)で2着に3.1/2馬身差をつけ2勝目を挙げていた。通算成績4戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の
岩田康誠騎手は、
根岸S(GIII、
フェラーリピサ)に続く
JRA重賞制覇で、今年2勝目、通算26勝目。管理する
友道康夫調教師は、昨年の
鳴尾記念(GIII、
サクラメガワンダー)以来の
JRA重賞制覇で、通算8勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。