29日、中京競馬場で行われた第39回
高松宮記念(4歳上、GI・芝1200m)は、藤田伸二騎手騎乗の3番人気
ローレルゲレイロ(牡5、栗東・
昆貢厩舎)が、果敢にハナを奪うと直線に向いてもしぶとく粘り、好位のインコースから脚を伸ばした1番人気
スリープレスナイトの追撃を1/2馬身差振り切って優勝した。勝ちタイムは1分08秒0(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には15番人気
ソルジャーズソングが入った。
勝った
ローレルゲレイロは、
父キングヘイロー、母が
JRA1勝の
ビッグテンビー(
その父テンビー)という血統。06年6月のデビュー戦(函館・芝1000m)を快勝。2歳時から重賞で惜敗が続いており、GIでも朝日杯フューチュリティS、
NHKマイルCといずれも2着に敗れたが、昨年の
東京新聞杯(GIII)で待望の重賞初制覇を挙げると、続く
阪急杯(GIII)も連勝。
高松宮記念4着後に骨折が判明したが、復帰後も
スワンS(GII)2着、
阪急杯(GIII)2着など善戦を続けており、今回が9度目の挑戦で念願のGI初制覇となった。通算成績23戦4勝(うち海外1戦0勝、重賞3勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。