13日、阪神競馬場で行われたサ
マースプリントシリーズ第5戦・第23回
セントウルS(3歳上、GII・芝1200m)は、
松岡正海騎手騎乗の5番人気
アルティマトゥーレ(牝5、美浦・
奥平雅士厩舎)が、好位追走から直線半ばで抜け出し、1番人気
スリープレスナイトの追撃を2.1/2馬身差抑え優勝した。勝ちタイムは1分07秒8(良)。さらに3/4馬身差の3着に11番人気
コスモベルが入り、2番人気
カノヤザクラは4着に敗れた。1〜4着まで5歳牝馬が独占という結果になっている。
勝った
アルティマトゥーレは、
父フジキセキ、母は01年
阪神牝馬S(GII)を制し、02年
モーリスドゲスト賞(仏G1)で2着した
エアトゥーレ(
その父トニービン)、祖母が94年ムーランドロンシャン賞(仏G1)を勝った
スキーパラダイス。半弟に昨年の
皐月賞馬で、12日の朝日
チャレンジC(GIII)を勝った
キャプテントゥーレ(牡4、栗東・
森秀行厩舎、
父アグネスタキオン)がいる血統。姉弟で2日連続・同一競馬場の重賞連勝となった。
06年12月に栗東・
森秀行厩舎からデビュー。2度の長期休養を経て現厩舎へ転厩し、今年6月の
テレビユー福島賞(1600万、福島・芝1200m)を制してオープン入り。前走の
アイビスサマーダッシュ(GIII)は3着に入っていた。通算成績10戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の
松岡正海騎手は、
レパードS(新設重賞、
トランセンド)に続く
JRA重賞制覇で今年4勝目、通算14勝目。管理する
奥平雅士調教師は、07年
ヴィクトリアマイル(GI、
コイウタ)以来の
JRA重賞制覇で通算3勝目。
コイウタ以外での重賞勝利は初となる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。