昨年の
ジャパンCダートで主役を奪われた
エスポワールシチーへのリベンジ、そして来月に控えるドバイ遠征。
サクセスブロッケンが負けられない戦いに挑む。
「去年勝っているわけだから。それに前走(
東京大賞典)を勝って弾みもついた。馬は使うごとに良くなっているよ」と藤原英師。静かな口調の中にもどこか自信を感じさせるのは、体調面の充実だけでなく、馬の成長を感じているからにほかない。
言うまでもなく、舞台が替わる点は大きなプラスだ。基本的にはスピードを求められる馬場がベター。事実、昨年の
フェブラリーSでは1分34秒6のレコードタイムをたたき出して勝利を収めている。「地方の深い砂よりも東京コースの方がいい」と時計勝負には絶対的な自信を見せる。
勝利の先に待つのはドバイワールドC(3月27日・メイダン)での世界制圧。くしくも同世代のラ
イバル、
エスポワールシチーも遠征の意向を示している。「胸を張ってドバイに行くためにも、ここは勝ちたい」。国内No.1の称号を取り返し、意気揚々と旅立つ。
提供:デイリースポーツ