金曜に阪神競馬場入りした
キンシャサノキセキは、レース前日の土曜朝、厩舎周りの運動を約1時間消化した。「何度も阪神には来ているけど、いつもは馬運車のなかで少し残すカイバを今回は全部食べていた。運動中もこれまでより落ち着きがありましたよ」と話した小林厩務員も、1年前とは違った心境でレースに向かえるという。「去年はかなり緊張しましたね。連勝を重ねていたし、初のGIタイトルもかかっていましたから。今年はいい意味で
リラックスできています」と笑顔を見せた。
前走時からチークピーシーズを着用している。「先生(堀師)の“もうひとつあるはずのギアを引き出すために”という考えで着けたけど、前走の伸びを見る限り効果はあったと思う」。さらなる進歩がなければ、レース史上初の連覇を達成することが難しい。精神面の落ち着き、そして新兵器を武器に王座防衛を決める。
提供:デイリースポーツ