エリンコートは栗東坂路で単走追い。上がり重点で、4F52秒3-37秒9-12秒6をマークした。4か月ぶりでも勝負仕様を施し、またがった黒田助手も納得の表情を見せる。「先週、一杯にやったことでスイッチが入った。余力残しでこれだけ時計が出るとは。54秒を切るぐらいかな、と思っていたから」。乗り手の感覚を狂わせるほど動きが良かったというわけだ。
GI馬でも甘やかすことはしない。たとえ、
トライアルだろうと“笹田厩舎流”の仕上げを貫いた。「ウチの厩舎は休み明けでも乗り込む。反動の出ないようにしっかりと仕上げるからね。連勝を続けたいという気持ちはある」。4連勝を、そしてその先にある2冠を思い描き、飛躍の秋を誓う。
ニュージーランドT6着以来の
ドナウブルーは、栗東坂路で4F52秒7-38秒0-12秒2で伸びのある動き。井上助手も「単走だが、動きは良かった。体もひと回り大きくなっています」と合格点を与えた。熱中症により中間は放牧で立て直されたが、順調に回復し復帰戦を迎える。「落ち着きが出ているし、距離もこなせると思う」と石坂師も期待する。
提供:デイリースポーツ