「第4回
カペラS・GIII」(ダート1200m)は11日、中山11Rに15頭で争われ、2番手を追走した2番人気の
ケイアイガーベラが直線であっさりと抜け出し、2馬身半差をつけて重賞2勝目を挙げた。勝ちタイムは1分9秒1。好位から差を詰めた3番人気の
ティアップワイルドが、激しい連争いを制して2着。さらに首差の3着には8番人気の
タイセイレジェンドが入った。なお、1番人気の
セイクリムズンは5着に敗れた。
「大外枠だったし、2番手からの競馬は考えていた通り。直線でスッと離したときに勝てると思った」。会心の笑みを浮かべた秋山は「新馬戦を勝ったときから“重賞を獲れる”と思った馬。ケガで乗れなかった間に重賞を勝ったので、自分の手でも勝てて良かった」と白い歯をのぞかせた。
「(レースが)終わってから言うのもなんだけど、きょうは勝てると思っていたんよ」と、自信満々のVだったことを明かした平田師は、表彰式直後にオーナーサイドへ進言。このまま引退して繁殖入りすることが決まった。「使うところもないしね。子どもにスピードをしっかり伝えてほしい。なかなか
ガーベラ自身を越えるのは大変やろうけど。まあ、最後によく勝ってくれた」。重賞2勝を含む、計9勝を挙げた快速牝馬にねぎらいの言葉をかけた。
提供:デイリースポーツ