スマートフォン版へ

フェアリーS組の次走報/美浦トレセンニュース

  • 2012年01月12日(木) 17時00分
 フェアリーSで、ゴール前の大接戦を制したトーセンベニザクラは、今日12日に放牧に出た。「当日の馬体重は阪神JF(10着)と変わらずの442キロでしたが、1週前の段階ではマイナス6キロくらいだったんです。それがこの中間、追い切り以外の運動量を増やして調整してきて、体が減らなかった。馬が良くなってきているのだと思います。当初は2週間くらいの放牧と考えていましたが、期間を決めずに馬の様子を見てこちらに戻したいと思います」と管理する柴崎調教師。桜花賞に向けてどのようなローテーションにするのかも、馬の状態を見て決める模様だ。

 トーセンベニザクラを勝利に導いた津村騎手は「まだ多少イレ込むところがあるので、そのあたりが解消してくれば、まだ伸びしろがあると思いますし、大きいところを意識したい馬ですね」と笑顔を見せる。今後も津村騎手とのコンビでクラシック戦線に臨む予定だ。

 やはり春のクラシックを狙うサウンドオブハートは、日曜日(15日)の京都10Rの紅梅S(3歳オープン・芝1400m)に出走する。

芙蓉S(10月2日)に勝った後、放牧に出したことで体がしっかりしてきました。体も気持ちも楽になって出走した阪神JF(3着)ですが、道中、やはり掛かっていました。ああいう形になると、最後は伸びないですね。それでも、伸びていた方だとは思いますけどね。今回も折り合いが鍵になりますが、この馬のいいところはスピードですから、それを生かした競馬ができればと思います。前回は金曜日に美浦を出発しましたが、今回は土曜日に京都に向けて出発します」と、管理する松山調教師。桜花賞に向けて、好発進といきたいところだ。

 正月競馬では勝ち星こそ挙げられなかったものの、東西の3歳重賞で2着するなど、存在感を示したのが斎藤誠厩舎だ。シンザン記念で2着となったマイネルアトラクトは、放牧に出ずに厩舎で調整する。「きさらぎ賞(2月5日/GIII・芝1800m)とアーリントンC(2月25日/GIII・芝1600m)のどちらかを予定しています。きさらぎ賞だと岩田騎手が乗れないんですよね。少しレース間隔を開けてもいいと思っていますし、岩田騎手が乗れるアーリントンCも視野に入れています」(斎藤調教師)。

 フェアリーSで2着になったマイネエポナは一旦、放牧に出た。「小倉で未勝利を勝ってきたので、盲点になってましたけど、センスのいい馬ですし、内枠を引けたらおもしろいと思っていました。最初は女の子、女の子していて大人しい馬でしたが、最近はだいぶ競走馬らしくなってきました。次走はまだはっきりしていませんが、アネモネS(3月10日/3歳OP・芝1600m)から桜花賞というローテーションも考えています」(斎藤調教師)。

 先週のジャニュアリーS(4歳以上OP・ダート1200m)で4着となったクリスタルボーイも放牧へ。「今回はメドの立つ競馬をしたと思いますし、蛯名騎手もオープンでも通用すると言ってくれました。中山が得意な馬ですが、3月はパスして4月15日の京葉S(4歳以上OP・ダート1200m)を考えています」(斎藤調教師)。

 クラシック戦線で、あるいは古馬路線での各馬の今後に注目したい。[取材:佐々木祥恵]

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す