20日、福島・函館・阪神競馬場では2歳戦が計3鞍行われた。
福島5R・2歳新馬戦(芝1200m)は、後藤浩輝騎手騎乗の1人気
マイネルレコルト(牡2・美浦・
堀井雅広厩舎)が、2着の2番人気
ミラクルポイントに2.1/2馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは1分08秒8(良)で、福島2歳レコードを0.2秒更新した。レースは、逃げるミラクルポントを、
マイネルレコルトが4角並びかけ、直線併走から突き放してゴール。1.3/4差の3着には新種牡馬
アグネスワールド産駒の
カズサラインが入った。
勝った
マイネルレコルトは、
父チーフベアハート、
母ミヤギミノル(
その父タイテエム)という血統。近親には、01年
中山金杯(G3)を勝った
カリスマサンオペラがいる。
函館5R・2歳新馬戦(芝1200m)は、
勝浦正樹騎手騎乗の2番人気
スキップジャック(牡2、美浦・高橋裕厩舎)が、道中3番手から直線先に抜け出した3番人気
エイシンイーデンを1馬身差し切って優勝。勝ちタイムは1分11秒3(良)。3着は4番人気
ダンシングハート。圧倒的1番人気に支持された新種牡馬フレンチデュピティ産駒で、98年阪神3歳牝馬S(G1、現阪神JF)を制した
スティンガー(牝8、
父サンデーサイレンス)の半弟
デビルは、スタートで後手を踏み伸びきれず6着に敗れた。
勝った
スキップジャックは、
父メジロライアン、
母ヒカリクリスタル(
その父ラッキーソブリン)という血統。母系からは89年
安田記念、90年
スプリンターズS(共にG1)を制した
バンブーメモリー(牡19、
父モーニングフローリック)や、03年
日経新春杯(G2)を勝った
バンブーユベントスなど活躍馬が多数出ている。
阪神5R・2歳新馬戦(芝1400m)は5頭立てのレースのなか、
福永祐一騎手騎乗の1番人気
エイシンヴァイデン(牡2、栗東・瀬戸口勉厩舎)が、道中3、4番手の外々を回り直線早めに抜け出すと、後方待機策から直線追い込んだ新種牡馬
ディクタット産駒の2番人気
オーヴェールをクビ差凌ぎ優勝。勝ちタイムは1分23秒9(良)。3着には先行した3番人気ニホンピロビエラが入り、枠連130円、馬単・3連複共に180円という低配当となった。
勝った
エイシンヴァイデンは、父が97年
ベルモントS(米G1)を制した
Touch Gold、
母バーモントガール(
その父ミシエロ)という血統。伯父には99年ブ
リーダーズCス
プリント(米G1)を制したアータックス
Artax(牡9、
父Marquetry)がいる。