いよいよ今週末に迫った凱旋門賞。日本馬初の凱旋門賞制覇に挑むオルフェーヴルに向けて、2004年にタップダンスシチーで挑んだ佐々木晶三調教師が、攻略の鍵を語ります。(取材・写真:井内利彰)
2004年、宝塚記念を制して、堂々と「凱旋門賞出走」を宣言したタップダンスシチー(栗東・佐々木晶三厩舎)。しかし直前になって輸送機のトラブルに見舞われて、出走か回避か、一転二転した騒動は今でも記憶に残っている。
タップダンスシチーで経験した「ロンシャン競馬場の芝2400m」の印象を佐々木晶三調教師に教えていただいた。
「スタートして向正面を真っ直ぐ登って、カーブを曲がりながら下っていく感じ。それが終わると『フェイクストレート』があって、それが終わって、ゴール前は長い直線。強いて日本のコースに例えると...