7日、京都競馬場で行われた
ファンタジーS(G3・芝1400m)は、
福永祐一騎手騎乗の2番人気
ラインクラフト(牝2、栗東・瀬戸口勉厩舎)が道中好位追走から直線半ばで抜け出すと、同じく好位追走から外に持ち出した4番人気
モンローブロンドに4馬身差を付け圧勝した。勝ちタイムは1分21秒6(良)。さらに1.3/4馬身差の3着に馬群を割って伸びた3番人気
リヴァプールが入り、1番人気
ライラプスは、さらにクビ差の4着に敗れた。
勝った
ラインクラフトは、
父エンドスウィープ、
母マストビーラヴド(
その父サンデーサイレンス)という血統。祖母が84年
京成杯3歳S(G2)など重賞3勝をあげた
ダイナシュート(
父ノーザンテースト)で、叔父が01年東京スポーツ杯2歳S(G3)を制した
アドマイヤマックス(牡5、栗東・橋田満厩舎、
父サンデーサイレンス)と、牝系は名門
ファンシミン系にあたる。10月16日のデビュー戦(京都・芝1400m)を5馬身差で圧勝しており、無敗での重賞制覇となった。通算成績2戦2勝(重賞1勝)。昨年の
スイープトウショウ(牝3、栗東・鶴留明雄厩舎)に続き、
エンドスウィープ産駒の連覇で、デビュー2戦目での制覇は98年
プリモディーネ、03年
スイープトウショウに続き3頭目。なお、無敗での制覇は6頭目になる。
鞍上の
福永祐一騎手は、98年
プリモディーネ、02年
ピースオブワールドに続き、同レース最多の3勝目。
JRA重賞は、
ダイワエルシエーロで制した
オークス(G1)に続き今年5勝目で、通算34勝目。管理する瀬戸口勉調教師は、同レース初制覇。
JRA重賞は、
ネオユニヴァースで制した
大阪杯(G2)に続き今年4勝目で、通算42勝目。