東京11Rの
ヴィクトリアマイル(4歳以上GI・牝馬・芝1600m)は、1番人気
ヴィルシーナ(
内田博幸騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒4。ハナ差の2着に12番人気
ホエールキャプチャが、半馬身差の3着に5番人気
マイネイサベルがそれぞれ入線。
ヴィルシーナは栗東・
友道康夫厩舎の4歳牝馬で、
父ディープインパクト、
母ハルーワスウィート(母の
父Machiavellian)。通算成績は11戦4勝となった。
レース後のコメント
1着
ヴィルシーナ 内田博幸騎手「今日も2着だときついと思っていたので勝ててよかったです。直線詰め寄られて並ばれたのですが、最後にひと根性見せてくれました。この馬のもっといいところを見せたいと思っていたのでよかったです。馬をほめてあげたいですね。最後は手応えもなさそうな感じでしたが、外から並んできてくれたのでまた伸びてくれました。ゴールインしたときは蛯名騎手と『どっちが勝った?』『わからない......』と会話していましたが、引き上げてきたらみんなが勝ったと迎えてくれました。これだけの一番人気でいい結果を出すことができて
ヴィルシーナさまさまです。馬主さんにも友道調教師にもGIをプレゼントすることができてよかったです」
2着
ホエールキャプチャ 蛯名正義騎手
「ある程度前に出していこうと思っていましたが、ゲートですべって躓いてしまいました。ただ、その後はスムーズに行けました。勢いは自分の馬のほうがあって、あとはタイミングだけでした。悔しい以外ありません。だらしなかったですね」
3着
マイネイサベル 柴田大知騎手「これ以上なく、うまくいきました。納得の競馬です。ペースが速くなかったので、自然と前の位置取りになりました。追い出しも我慢できましたが、今日は勝った馬が強かったです。でも、地力のある馬だなと感じました」
4着
ジョワドヴィーヴル 川田将雅騎手「1600mなのであの位置(中団やや後ろ)になりました。道中も気分よく、いい手応えでした。直線では進路がなく、反応もちょっと......という感じでした。ただ、最後は伸びてくれているので、能力の高さを見せてくれました。これが秋につながってくれればいいですね」
5着
ドナウブルー C.ウィ
リアムズ騎手
「去年も乗ったことがあるのですが、それと比べても今日はゲートの中でゴトゴトして、汗をいっぱいかいていました。道中は他の馬を怖がるところもなく、寄ってこられてもひるまず伸びています。前2走とは違うということを証明できました」
6着
ハナズゴール 浜中俊騎手「自分の競馬に徹しました。状態がよく、道中も思い通りにいきました。直線では前が開いて伸びましたが、坂を上がってからちょっと内に寄ってしまいました。小さい体ですが、よく走っています。しかし、そのぶんパワーが足りません」
7着
ゴールデングローブ 藤岡康太騎手
「GIでこのメンバーですから、力をつけています。4コーナーで内々を回って、ロスなく行こうと思っていましたが、直線で行く場所がなく、最後はいいところを抜けたのですが、迷ったぶん負けました。距離は大丈夫でした」
10着
アロマティコ 福永祐一騎手
「最後までよく来ています。ジッとしていたら置いていかれると思っていましたが、1600mなのであのポジション(最後方)になりました。それでも差のないところまで来ていますし、能力はありますよ。中距離以上で持ち味を発揮できる馬だと思います」
11着
イチオクノホシ C.デムーロ騎手
「中団からの競馬で折り合いがつきました。直線では外へ持ち出しましたが、残り200mでパタッと止まってしまいました。敗因が距離なのか、馬場のコンディションなのかはわかりません」
14着
サウンドオブハート 池添謙一騎手「道中もいい感じで行けて、いい位置をとることができました。勝った馬の斜め後ろでしたし、直線でもいつでも行ける手応えでした。あの手応えで伸びないのはおかしいです。レースが終わってから脚を大きくひきずっていたので、問題がなければいいのですが......。もったいなかったです」
提供:ラジオNIKKEI