3つ目のマイルGI奪取はならなかった。2番人気の
グランプリボスは10着惨敗。道中はやや掛かり気味のうえに、終始、外に併走していた勝ち馬にマークされ、直線では前も詰まって完全に進路がふさがった。「前が開かず、出られなかった」と内田博はがっくり。矢作師も「ずっと外に張り付かれて閉じ込められた。状態が良かったし、自信があっただけに残念」と険しい表情だった。
最内枠から積極策で挑んだ4番人気
カレンブラックヒルだったが、直線ではズルズルと後退して14着に沈んだ。予想通りに
シルポートが他馬を引き離しての逃げ。その3番手の絶好位をキープしただけに物足りない。「いいポジションを取れたけど、きょうは変に折り合っていた。直線もいつものゴーンという反応がなかった」と秋山は首をかしげるばかりだった。
提供:デイリースポーツ