6月16日(日)の東京5R、芝1600mでデビュー予定の
リターンラルク(牡2/
父ディープインパクト)は、新馬戦で8馬身の差をつけ圧勝し、オープンまでいった
オーシャンエイプス(
父マヤノトップガン)の半弟だ。同馬について、
大竹正博厩舎の岩藤和裕調教助手に取材をした。
「今日(6/13)は、ウッドチップコースで単走で追い切りました。気が入りやすい馬ですから、単走で、あえて仕掛けずに馬也でやりました。以前、坂路で乗った時にガッとスイッチが入り、その時にスイッチがあるということは確認できていますし、やれば動くのはわかっていますので、カーッとならないようにという追い切りでした。普段は大人しいですけど、外に出るとビービー鳴いたりしてまだ若さを出したりしています。
一生懸命、まじめに走る馬ですし、柔らかくてバネがありますから、芝向きだと思います。2歳馬で、単走であれだけスムーズに動ける馬は、なかなかいないのではないでしょうか。
ディープインパクトに乗ったことはありませんけど、この馬に乗っていると、ディープはこんな感じだったのかなと思います。馬場状態云々を言うような馬ではないと思いますし、期待しています」
同じく6月16日(日)の
ユニコーンS(3歳OP・GIII・ダ1600m)に出走する
ベリートゥベリー(牡3・
鈴木伸尋厩舎)は、
横山典弘騎手を背に坂路で48.2-35.6-24.1-12.3 の猛時計を計時。管理する
鈴木伸尋調教師に話を聞いた。
「今日(6/13)は、後ろから前の馬を追いかけて、直線では並ぶ形でしたが追わずに馬也でした。時計は速かったですけど、走りやすい馬場でしたし無理はしていません。良馬場の時でも、50秒とか49秒は出ていますし、今日はジョッキーが乗っていましたしね。
前走(3歳500万下・ダ1600m・1着)後は少し疲れもありましたが、疲れも取れて中1でも問題ないでしょう。前走も上がりは速かったですし、時計も上がりも良い馬ですから大きく崩れることはないでしょうけど、少し展開に左右される面はありますね。
稍重くらいの少し脚抜きが良い馬場になってくれれば良いですね」
栗東所属のデビュー3年目・花田大昴(ひろたか)騎手(23)が今週から約3か月勘、美浦トレセンに滞在する。
「函館も考えましたが、減量の騎手も少ないということもありますし、美浦の方がチャンスがあるのではないかということで、新潟開催が終わるまで滞在することにしました」と美浦トレセン滞在の理由を語った。連日、写真入りの名刺を配り、笑顔で関係者にPR。今週は土曜日、東京2R(
フジノカナサン・牝3・
古賀史生厩舎)と東京3R(
ビビットオレンジ・牝3・
田村康仁厩舎)の2鞍の騎乗が予定されている。(取材・写真:佐々木祥恵)