9日、中山競馬場で
弥生賞(3歳・GII・芝2000m)が行われ、序盤は中団で進め、3〜4コーナーで外から前に取りついた
川田将雅騎手騎乗の1番人気
トゥザワールド(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)が、直線早々に抜け出しそのまま決まるかに見えたが、中団後方から一気の伸び脚を見せた4番人気
ワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)が外から襲いかかり、ピッタリ並んでのゴールとなった。写真判定の結果、わずかに
トゥザワールドが先着、ハナ差で
ワンアンドオンリーが2着となった。勝ちタイムは2分1秒4(良)。
ワンアンドオンリーから2.1/2馬身差の3着には、2番人気
アデイインザライフ(牡3、美浦・鈴木康弘厩舎)が入り、ここまでが4月20日に行われる
皐月賞の優先出走権を手にした。なお、3番人気
キングズオブザサン(牡3、栗東・
荒川義之厩舎)は5着に終わった。
勝った
トゥザワールドは、
父キングカメハメハ、
母トゥザヴィクトリー、
その父サンデーサイレンスという血統。これで新馬戦2着のあと、未勝利、
黄菊賞、
若駒S、本レースと4連勝で重賞初制覇を決めた。また、鞍上の
川田将雅騎手は、昨日の
チューリップ賞に続く2日連続の重賞勝利となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
トゥザワールド(牡3)
騎手:
川田将雅厩舎:栗東・
池江泰寿父:キングカメハメハ母:トゥザヴィクトリー母父:サンデーサイレンス馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム
通算成績:5戦4勝(重賞1勝)